月額保守で毎月実際にやっている作業を公開します

「保守費を払っているけれど、毎月何をしてくれているのか分からない」——保守サービスへの不満で最も多いのがこれです。そこで本記事では、私たちが月額保守で実際に毎月行っている作業を、そのまま公開します。保守の中身はブラックボックスにされがちですが、やっていることはきちんと言葉にできます。これから保守を頼む方が「何が含まれていれば妥当なのか」を判断する基準としてもお使いください。
毎月必ず行う作業
- WordPress本体・プラグイン・テーマの更新:公開された脆弱性をふさぐため、バックアップを取ったうえで更新し、更新後に主要ページの表示を確認します。
- バックアップの取得と保管確認:定期バックアップが正しく取得・保管されているかを点検します。取得できていないバックアップは意味がないため、実体を確認します。
- 死活監視の結果確認:サイトが落ちていないか、表示速度に異常がないかを監視し、アラートの有無を確認します。
- エラー・警告のチェック:サイトヘルスやエラーログを確認し、表面化していない不具合の芽を拾います。
- 月次レポートの作成:上記の実施内容を記録としてまとめ、お客様にお送りします。
状況に応じて行う作業
- 軽微な修正:テキストや画像の差し替えなど、短時間で済む更新作業。
- セキュリティ設定の見直し:ログイン保護や不要アカウントの整理など。
- 障害時の復旧対応:表示停止や改ざんが起きた際の初動と復旧。
- PHPバージョンアップの検証・切替:サーバー側の更新案内に合わせた対応。手順は PHPバージョンアップの事前チェック を参照。
なぜ「公開」するのか
作業内容を公開するのは、保守の価値が「目に見えにくい」ことを逆手に取らないためです。何も起きていない月ほど「払う意味があるのか」と感じられがちですが、実際は毎月の更新・監視・バックアップがあるからこそ、何も起きていないのです。火災が起きない家ほど、点検の価値が見えにくいのと同じです。中身を明示することで、お客様が安心して継続を判断できるようにしています。
保守で「やらないこと」も明確にしています
透明性とは、やることだけでなく「やらないこと」も正直に伝えることだと考えています。たとえば、電話での随時サポートや、即日・深夜休日の対応確約は、月額保守の範囲には含めていません。連絡はメール・フォームで承り、一次返信は営業日基準でお返しします。また、サイトの全面リニューアルや記事の執筆代行も、保守とは別の制作・編集業務として切り分けています。これは手を抜くためではなく、月額費用を現実的な水準に保ち、本当に必要な「サイトを止めない・安全に保つ」作業に集中するためです。何でも込み込みに見えるプランは、結局どこかにしわ寄せがいくか、料金が膨らみます。含むものと含まないものをはっきりさせておくことが、長く信頼して使っていただくための前提だと考えています。ご希望の対応が範囲外の場合は、別途お見積りの形で正直にお伝えします。曖昧にして後から追加請求が膨らむより、最初に線引きを示すほうが、お互いに安心して付き合えます。もし届いた月次レポートを見るときは、「更新したプラグイン名とバージョン」「バックアップの実行日時」「監視で異常がなかったか」の3点に目を通すだけで十分です。専門用語が並んでいても、この3つさえ記録されていれば、毎月きちんと手が入っている証拠になります。読み方が分からないレポートは、遠慮なく担当者に説明を求めてください。
保守現場メモ:「毎月レポートが届くか」は、保守会社を見分ける分かりやすい指標です。実作業をしていれば、更新したプラグインのバージョン、バックアップの実行記録、監視結果など、報告できる材料は自然とそろいます。逆に、何か月もレポートが来ない・聞かないと内容が出てこない保守は、作業実態を確認したほうがよいサインです。透明性は、技術力と同じくらい保守の信頼を左右します。
中身で選ぶという考え方
保守は金額の安さではなく「何をしてくれるか」で選ぶのが失敗しないコツです。料金の相場と内訳の見方は 保守費用の相場と内訳 に、放置したサイトのリスクは 更新しないと何が起きるか にまとめています。なお、保守を始めるのに「サイトがきれいに整ってから」と待つ必要はありません。むしろ、更新が止まっている・状態がよく分からないサイトほど、早く手を入れる価値があります。現状がどうであれ、まず診断して現在地を知り、そこから優先順位をつけて整えていけば十分です。作業内容・料金を完全公開した保守プランの詳細は、無料診断とあわせてご確認ください。





