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保守の引き継ぎに必要な情報一覧(チェックリスト付き)

保守の引き継ぎに必要な情報一覧(チェックリスト付き)

サイトの保守を誰かに引き継ぐ・引き継いでもらうとき、最初の関門は「必要な情報をそろえること」です。結論として、引き継ぎに必要な情報は「ドメイン」「サーバー」「WordPress」「ライセンス・外部サービス」の4カテゴリに整理できます。この4つを下のチェックリストで棚卸しすれば、移行作業はスムーズに進みます。逆に、ここが欠けたまま進めると移行が途中で止まります。まずは埋められる項目から確認していきましょう。

なぜこの4カテゴリで整理するのか

WordPressサイトは「ドメイン(住所)」「サーバー(土地)」「WordPress(建物)」「ライセンス・外部サービス(設備)」の組み合わせで動いています。どれか一つでも引き継げないと、サイトは表示できても更新できない、メールだけ届かない、といった中途半端な状態になります。情報を集めるときは、思いついた順ではなく、この4カテゴリの枠に沿って「どこが埋まっていて、どこが空いているか」を可視化するのが近道です。空いている枠こそ、移行を止める原因になります。

引き継ぎ情報チェックリスト

1. ドメイン

サイトのURLそのものです。名義と更新期限を最優先で確認します。名義が自社でない場合は移管に相手の協力が必要になるため、早い段階で押さえておきます。

  • ドメイン名(例:example.co.jp)
  • 登録事業者(レジストラ/例:お名前.com、ムームードメイン等)
  • ドメイン管理画面のログイン情報
  • 登録者名義(自社か制作会社か)
  • 有効期限と自動更新の有無

2. サーバー

WordPressのファイルとデータベースが置かれている場所です。ここにアクセスできるかどうかが、移行作業を進められるかの分かれ目になります。コントロールパネルとFTP、データベースの3点がそろっているかを確認します。

  • レンタルサーバー会社名(例:エックスサーバー、さくら等)
  • サーバー管理画面(コントロールパネル)のログイン情報
  • FTP/SFTP接続情報(ホスト・ユーザー・パスワード)
  • データベース情報(DB名・ユーザー・ホスト)
  • 契約プランと有効期限

3. WordPress本体

サイトの中身そのものです。管理画面に管理者権限で入れること、そして使用中のテーマ・プラグインを把握できることが、引き継ぎ後の更新・修正の前提になります。バージョンが古いまま放置されている場合は、移行時にまとめて点検します。

  • 管理画面URL(例:example.co.jp/wp-login.php)
  • 管理者権限のアカウント(ユーザー名・メール)
  • 使用中のテーマ名(親・子テーマの別)
  • 使用中プラグインの一覧
  • 現在のWordPress・PHPのバージョン

4. ライセンス・外部サービス

見落とされがちですが、ここが欠けると「更新できない」「フォームが動かない」といった形で後から問題が表面化します。有料テーマ・プラグインのライセンスと、サイトに連携している外部サービスを洗い出します。

  • 有料テーマ・有料プラグインのライセンスキー
  • SSL証明書の種類と更新方法
  • 問い合わせフォームの送信先・連携サービス
  • 外部連携(決済、予約、アクセス解析、CDN等)のアカウント
  • 独自メールアドレスの有無と設定

受け渡しで気をつけること

  1. パスワードを平文メールで送らない:パスワード付きzip、パスワードマネージャの共有機能、専用の安全な受け渡し方法を使います。万一の漏えいを防ぐ基本です。
  2. 引き継ぎ後に旧アカウントを整理する:移行が済んだら、旧担当者の管理者アカウントは削除または権限を下げます。退職者・元委託先のアカウント放置はセキュリティ上の典型的なリスクです。
  3. 名義が制作会社のものは早めに移管交渉:ドメイン名義が自社でない場合、移管には相手の協力が要ります。連絡が取れないときの進め方は 制作会社と連絡が取れない時の対処法 を参照してください。

保守現場メモ:このチェックリストの中で、実際に「最初からそろっている」案件は半分以下です。とくに抜けやすいのが、有料プラグインのライセンスキーとデータベース情報の2つ。ライセンスが分からないと更新が止まり、DB情報が無いと移行作業そのものが進みません。引き継ぎを依頼する側は、この2項目を先に確認しておくと、その後がぐっと楽になります。

棚卸しはできたが、その先が不安なら

情報がそろっても、実際の移行・初期設定・継続的な保守には手間と判断が伴います。とくに、集めた情報が正しく機能するか(ログインが通るか、バックアップから本当に復元できるか)の検証は、経験がないと見落としがちなところです。乗り換えの全体像は WordPress保守会社の乗り換え完全ガイド にまとめています。「集めた情報を渡すので、あとは任せたい」という場合は、現状診断から引き継ぎ整備までまとめてお引き受けします。まずは無料診断で現状をご確認ください。